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Illustrator による白版作成方法|Photoshopによる白版作成方法
白い紙にカラーデータを印刷すると、白は紙の白色で表現されますが、クリアファイルは透明な素材に印刷するため、白色を表現するには、白インキの印刷が必要となります。
そのため、カラーデータとは別に、白版データが必要となります。
クリアファイルの印刷は、中面からまずカラーデータを印刷をします(画面で白く見えている部分には何も印刷されず透明に抜けます)。
その後、白版データを印刷すると、カラーデータのデザインのある箇所は透けにくくなり、デザインのない箇所から白インキが見えます。
白版あり・なしで仕上がりの印象が変わりますので、ぜひ無料サンプルをご覧ください。
白版あり | 白版なし |
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![]() カラーデータが透けにくい仕上がりとなります。 絵柄をはっきり見せたいとき、中の書類を透けにくくしたいときや、デザインを白く表現したいときには白版が必要です。 ※白版ありでも、完全に透けないわけではありません。 |
![]() カラーデータが、ステンドグラスのように半透明な仕上がりとなります。 クリアファイルの透け感を楽しみたいデザインのときにおすすめです。 ※画面で白く見えている部分は透明になります。 |
※黒ボードの上に白版あり・なしのクリアファイルを置いています
※青色の部分に白色が印刷されます。
※「E 部分的白版」の白版データは、お客様に作成いただいております。
※表裏どちらかが片面白版&もう片面が部分的白版の場合や、白版濃度を下げて印刷されたい場合は、「E 部分的白版」となります。
当社でご用意が可能な白版は、 「A 全面白版」「B 表面白版」「C 裏面白版」です。 |
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白版印刷なし、カラーデータのみの場合は、 「D 白版なし」を選択してください。 |
![]() |
デザインの一部分に白版を印刷する場合は、 「E 部分的白版」を選択してください。 |
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白のみ印刷の場合は、カラーデータのご入稿は不要です。
ご入稿時備考欄に「白のみ印刷」とご記入ください。
白版印刷がない商品のご入稿データ内に白版データがあった場合や、ご入稿に白版を選択いただいていた場合、白印刷はされません。
白版あり・なしで仕上がりのイメージが変わりますので、ここでは当社無料サンプルのA4 クリアファイルのデザインのデータと仕上がりについてご紹介します。
●白版作成の考え方(画像は当社A4 クリアファイルサンプルです)
カラーデータと白版データがピッタリの場合、白版データは印刷時のPP シートの伸びにより、カラーデータから白版データがはみ出してしまったり、カラーデータと白版データの間にわずかなスキマが発生してしまいます。
それらを防ぐため、デザインに合わせて、カラーデータより少し小さく作ったり、大きく作るときれいに仕上がります。
仕上がりイメージに合わせて、白版作成のコツをご紹介いたします。
①カラーデータから白版データがはみ出ないようにしたい場合
②窓抜きデザインにしたい場合
③カラーデータの背景は半透明で、白いデザインを作成したい場合
④透明な部分に白いデザインのみ印刷したい場合
⑤白版データをぼかしたい場合
⑥白版データにグラデーションをかけたい場合
⑦白版データの濃度を下げたい場合
⑧キャラクター画像など画像部分に白版を作成したい場合
⑨細かい部分に白版データを作成するか迷った場合
⑩よくある白版作成間違い
白版データはカラーデータより0.1mm内側に小さく作成いただくときれいに仕上がります。
※説明画像はわかりやすいよう、白版データを通常より内側に小さくしています。
カラーデータ | 白版データ | カラーデータと白版データ重ねたイメージ |
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![]() |
![]() |
![]() |
白版データはカラーデータより0.1mm内側に小さく作成いただくときれいに仕上がります。
※説明画像はわかりやすいよう、白版データを通常より内側に小さくしています。
カラーデータ | 白版データ | カラーデータと白版データ重ねたイメージ |
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![]() |
![]() |
![]() ※真ん中の丸が透明 |
3カラーデータの背景は半透明で、白いデザインを作成したい場合カラーデータと白版データが同じサイズの場合、印刷時のPP シートの伸びにより、カラーデータと白版データの間にわずかなスキマができてしまうことがあります。
そのため、白版データはカラーデータの背景にかかるように0.1mm外側に大きく作成いただくときれいに仕上がります。
※説明画像はわかりやすいよう、白版データを通常より外側に大きくしています。
カラーデータ | 白版データ | カラーデータと白版データ重ねたイメージ |
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![]() |
![]() ※ピンク部分は半透明 |
カラーデータは何も作成せず、白版データのみ、印刷したいデザインのまま作成してください。白版のサイズ調整は不要です。
カラーデータ | 白版データ | カラーデータと白版データ重ねたイメージ |
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※デザインなし |
![]() |
![]() ※白版のみ印刷されます |
カラーデータのデザインに合わせて、白版データにもぼかし処理をしてください。
カラーデータ | 白版データ | カラーデータと白版データ重ねたイメージ |
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![]() |
![]() |
![]() |
カラーデータのグラデーションにあわせて、白版データは特色White(C100%,M50%)0%~ 100%の間でグラデーションを作ってください。
カラーデータ | 白版データ | カラーデータと白版データ重ねたイメージ |
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![]() |
![]() |
![]() ※右に進むにつれ絵柄が透明になっていきます |
白版データは特色White(C100%,M50%)0%~ 100%の間のお好きな濃度データを作ってください。白版の濃度を複数組み合わせることも可能です。
※説明画像はわかりやすいよう、白版100%の部分を通常より内側に小さくしています。
カラーデータ | 白版データ | カラーデータと白版データ重ねたイメージ |
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![]() |
![]() ※文字100%、背景50% |
![]() |
白版の濃度を変更するときは、特色White(C100%,M50%)の色を適用し、カラーのウインドウより、0%~ 100%の間で変更してください。不透明度は100%のままデータ作成をお願いします。
OK
NG
Illustrator にて、一部はIllustrator のパス、一部は画像配置をする場合があります。キャラクターや人物画像の場合は、画像データをPhotoshop で白版データに変換して、「White レイヤー」に配置すると、データ作成がスムーズです。
※説明画像はわかりやすいよう、白版データを通常より内側に小さくしています。
※画像をPhotoshop で白版データに変換する方法は、「Photoshop での白版作成方法」をご覧ください。
カラーデータ | 白版データ | カラーデータと白版データ重ねたイメージ |
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![]() ※ウサギが画像配置 文字がパスの場合。 |
![]() ※ウサギの画像データをPhotoshop でダブルトーン「White」に変換しai データに配置します。 |
![]() |
クレジット表記、マルシー、マルアールなど、小さい文字や細かいデザイン部分に白版データを作成すると、白版データのサイズ調整をデータで行っている場合でも、印刷時のPP素材の伸びで、カラーデータから白版データからはみ出してしまう可能性があります。フォントや文字サイズにもよりますが、細かい文字やデザインは、白版なしのほうがきれいに仕上がります。
カラーデータ | 白版データ | カラーデータと白版データ重ねたイメージ |
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![]() |
![]() ※細かい部分を避けて太い部分に白版データを作成します。 |
![]() ※太い部分は透けにくく、ほかの部分は白版のズレがなくきれいに仕上がります。 |
白くしたい部分だけに白版データが作成されていて、カラーデータが抜けていない場合、印刷は可能ですが、イメージと異なる仕上がりになってしまいます。
カラーデータ | 白版データ | カラーデータと白版データ重ねたイメージ |
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![]() |
![]() ※白くしたい水玉部分にだけ白版データがある状態。 |
![]() ※水玉は白くならず、白版がある部分だけ透けにくいピンクになります。 |
カラーデータは見た目通り、白くしたい部分はCMYK0%でデータ作成をし、白く表現したい部分(水玉)に白版データを作成します。
※説明画像はわかりやすいよう、通常より白版データを外側に大きくしています。
カラーデータ | 白版データ | カラーデータと白版データ重ねたイメージ |
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![]() |
![]() ※上図の場合、水玉部分と背景ピンクの間にスキマができないよう、0.1mm 太らせます。 |
![]() ※水玉は白色、背景は白版なしの半透明なピンクになります。 |
※白版データは、特色White(100%,M50%)の色設定のみで作成をしてください。
※レイヤーの並び順は、上から「トンボ」「White」「Color」「仕上がり」の順番のままでご入稿ください。
●白版データの編集方法について
白版データを「-0.1mm」内側に 小さくしたイメージ |
白版データを「0.1mm」外側に 大きくしたイメージ |
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カラーデータ | ![]() |
![]() |
白版データ | ![]() |
![]() |
カラーデータと 白版データ 重ねたイメージ |
![]() |
![]() |
※説明画像はわかりやすいよう、通常のオフセット数値より大きく作成しています。
変更後は、カラーデータに対して白版データの形が崩れている箇所が無いか、白版を作成したい箇所に作成モレがないか、白版不要箇所に白版を作成していないかをよく確認してください。
複数のオブジェクトが重なったデザインは、オフセット処理前にデザインを1つの塗りにしておくと、作業がスムーズになる場合があります。
・属性「塗りにオーバープリント」のチェックは外してください。
カラーデータの画像を白版データに加工をして、「Whire」レイヤーに配置いただく方法もございます。画像データの加工方法は、「Photoshop よる白版作成」のページをご覧ください。
以下の操作で、白版データのサイズが約0.1mm 変わります。
※白版のサイズの考え方は「部分的白版 作成のポイント」をご覧ください。
※この段階でカラーデータと白版データを一度重ね合わせ、白版を作りたい箇所が塗りつぶせているか、白版不要箇所を塗りつぶしていないか確認することをおすすめします。
「メニュー イメージ」→「モード」→「ダブルトーン」を選択します。
種類:ダブルトーン1版、
インキ色:C100%,M50%、名前「White」
の設定にしてください。
フォトショップで白版を作成した際、白版濃度が意図せず100%になっていない場合があります。
これは、作業④でカラーモードをグレースケールに変換した段階で、画像濃度が100%になっておらず、そのままダブルトーンに変換した際に発生します。
濃度が低ければ、その分白版は薄く印刷されます。
濃度が低い場合は、100%に調整のうえ、ご入稿ください。
◆白版濃度の確認方法
◆白版濃度の調整方法(トーンカーブ)
「メニュー イメージ」→「色調補正」→「トーンカーブ」を開いて、グラフの右角をクリックしたまま、左方向に、グラフの縦線が交わる部分まで移動します。移動後、白版の濃度を確認し、100%になっていたら、「OK」をクリックして、データを保存してください。
白版データを「-0.1mm」内側に 小さくしたイメージ |
白版データを「0.1mm」外側に 大きくしたイメージ |
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カラーデータ | ![]() |
![]() |
白版データ | ![]() |
![]() |
カラーデータと 白版データ 重ねたイメージ |
![]() |
![]() |
※説明画像はわかりやすいよう、通常より縮小・拡張値を大きく作成しています。